お店の売上にも大きく繋がる看板。サイズにもよりますが、看板は決して安い買い物ではありません。
外に設置されているものも多く、年中雨水にさらされているわけなので、耐久性の低いものはすぐに劣化が進んでしまいます。ですが、定期的なメンテナンスを行うことで、通常の耐久年数よりも長く綺麗な状態で保ち続けることはできます。
そこでこの記事では、看板のメンテナンス法について詳しく説明していきます。「看板はあるけどこれといったメンテナンスをしたことがない」という方は、ぜひ最後まで読んですぐにでも実践してみてくださいね。
看板のメンテナンスを放置するリスク
内部腐食による落下事故
内部腐食による看板の落下事故は全国でたくさん起きています。万が一看板の下に人がいて直撃したら軽傷では済まないでしょう。
外に設置されている看板は太陽の熱や雨水の影響で特に劣化が進みやすく、年月による内部腐食は避けられません。そんな時に台風や強風が起きたら、大事故につながる危険性も大いにあります。
見た目でサビが気になるようになってきたり、明らかに変色が見られたりする場合は、安全点検をするタイミングです。
ブランドの信頼が損なわれる
例えば、同じ商店街の中に2軒のお寿司屋さんがあったとしましょう。
一方のお店はメンテナンスが行き届いている綺麗な看板、もう一方は汚れが付着したみすぼらしい看板を掲げていたら、どちらのお店で食事をしたいと思うでしょうか。看板が汚れているというだけで、そのお店の信頼が損なわれる可能性があるのです。
いくら店内が綺麗だとしても、看板が汚いとそれだけで客足は遠のいてしまいます。こういった理由から、看板の安全点検と共に、清掃点検も定期的に行わなければいけないのです。
看板の正しいメンテナンス法
拭き掃除をする
一番手軽にできる看板のメンテナンス法は、拭き掃除。手で届く位置にあるのであれば、水で濡らした柔らかいタオルを使って、表面を拭くことを毎日の日課にしてください。 汚れは放置しているとどうしても取れにくくなってしまうので、その日の汚れはその日に内にとることが大切です。
また、実際に自分の手で汚れを拭き取ることで、小さなヒビやサビに早い段階で気づくことができ、結果的に修理費用も安く上がります。
木製看板は定期的に塗料を塗る
看板の種類の中に、木で作られた木製看板というものがあります。お店の雰囲気に合わせて木製看板を選ぶ人も多いのですが、雨や湿気に弱いので、よりメンテナンスに手間がかかってしまいます。
時間の経過による表面の色落ちは避けられないので、見栄えが悪くなる前にペンキなどの塗料を塗るようにしましょう。早め早めに塗り替えることで、常に綺麗な状態で保ち続けることができますし、老朽化も防ぐことができます。
電気がつく看板は内側の掃除をする
電気がつくタイプの看板は外側よりも内側の方にホコリがたまりやすい傾向にあります。中の汚れをきれいに取り除くだけで、電気をつけた時の見た目も大きく変わります。
もし、自分で取り外しができるのであれば、定期的に中の掃除もしてあげましょう。
ただ、劣化が進んでいる看板は何かの拍子で割れてしまう可能性もあるので、掃除の際は手袋をつけて行うか、自信がない人は業者に依頼してください。
雨の日は室内に入れる
もしも簡単に移動できるタイプの看板なら、雨の日は室内に入れるようにしましょう。
一手間かかりますが、これをするかしないかで看板の寿命は大きく変わります。中には”雨に濡れても大丈夫”と謳っているものもありますが、あくまでも傷みにくい素材というだけのことが多いです。
明らかな劣化は業者に修理を依頼する
どんなに頑張っても汚れが取れなかったり、明らかに劣化している場合は、迷わず業者に修理を依頼しましょう。
また、素人では高い位置に掲げられている看板などの定期点検ができないので、こういった点検も業者に依頼するしかありません。
特に大きい看板や高い場所に設置している看板は、安全管理には十分注意してください。
まとめ
看板の定期メンテナンスを行うことで、耐久年数をぐっと上げることができます。看板本体もそうですし、修理も決して安くはないので、とにかく大事に扱ってあげることが大切です。綺麗な看板には集客効果があるので、室内の掃除だけでなく外にある看板のメンテナンスも徹底的に行なうべきでしょう。
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